全国に旋風を巻き起こした、伝説の2015年クリスマス動画。
ユーチューバーの頂点といえば、ヒカキンやらはじめしゃちょーを思い浮かべる人が多いと思う。
はっきり言って、そんなのはクソだ。
所詮は、大衆に受けるだけの底の浅い動画を量産し続けるだけの凡才。
私が思うに、youtube界の頂点はPDSしかいない。
中学生の頃から動画投稿を始め、今まで駆け抜けるようにして投稿を続ける孤高の天才。
その天才が生み出した名作の中から、オススメの動画5本を紹介したいと思う。
・PDSとは?
youtube初期から動画投稿を続けている、古株YouTuber。
PDSとは、本名のペイン・ダンテ・将之介の略。
元ジャニーズだけあってイケメンなのだが、動画で珍獣の如く奇声を発したり、狂ったように暴れることも多く、そのギャップがたまらない。
動画の内容は、実験系のものが多く、そのほとんどが1人で撮影されている。
兄が2人いて、一番上のPDRも登録者100万人超えのYouTuber。
真ん中のPMSは吉本の芸人で、youtubeにも動画を上げているが人気は無い。
・1 ケンタッキーをミキサーで混ぜて飲む動画
ここから伝説が始まったと言っても過言では無い。
一夜にしてPDSの名がyoutube界に轟いた一作である。
ケンタッキーのセットをミキサーで混ぜるという発想のダイナミックさ、常人が考えつかない、考えついてもやらない事を、彼は平気でやってのけた。
原石が、宝石に昇華したのだ。
他にもハンバーガー、牛丼を混ぜて飲む動画がある。
・2 兄貴にドッキリシリーズ
youtu.be
兄のPDRにドッキリする動画。
今は決して2人で撮ることが無いが、この頃はよく一緒に撮っていた。
今や2人とも登録者100万人越えのユーチューバーである。
PDSは窮屈だったのかもしれない。
若い2つの才能が、1つの画面に収まることが。
彼の動画を見れば明らかだが、彼の、他を大きく凌駕する才能を映すのにスマホやパソコンの画面はあまりにも小さい。
彼の意識外でどんどん肥大化していく才能に、彼自身が気付いていない。
その苦悩を考えると、私は胸が締め付けられる思いである。
ドッキリの逆バージョンである。
何でも切れる刀を収める鞘は凄いというが、PDSという刀に見合うだけの鞘が周りからいなくなってしまった。
あまりにも高みに登りすぎたが故に、自然に周りの人間が消えていったのだ。
まだ彼と対等にドッキリをできた頃の映像というのは、彼の歴史を垣間見れるという点において貴重である。
・3 ママチャリで旅する動画
なぜ彼は、高みを目指し続けるのだろう?
この動画を見て、私はまずそう思った。
天才が故に生じる苦悩からの脱却したかったのか、ひたすらペダルを漕ぎ続ける。
巨大化した才能と、周囲からのプレッシャーに押し潰されるのに恐怖しているかのように。
しかし、どこまで行こうとも決して逃れることのできない自分。
彼は気づく。
そして、向き合う。
やっと、長い間苦しめられていた苦悩から解放されたのだ。
それを見たとき、涙が止まらなかった。
・5 POPと入れ替わる動画
PDSが他のユーチューバーとの差を決定的にした動画は、おそらくこれだろう。
案件なのに、もはや案件では無い。
本当に飼い猫が憑依したかのように、河川敷を珍獣の如く暴れるダンテ。
これを見て、私はすぐにピンと来た。
ああ、本当にこの男は他者と心を入れ替えることができるのだ、と。
彼には、いろいろな人間が宿っているのだろう。
今見ているダンテはほんの一部なのだろう。
天才は、これからどんな自分を、PDSを見せてくれるのか。
私はワクワクが止まらない。