ゆる~くだらだら

日常の思ったことをてきと~に書くブログ

【ギャグ】童話アリとキリギリスをブラックユーモアで書いてみた!

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はい、ど~も~。


みなさん、「アリとキリギリス」はご存知ですか?そうですね!メンバーの石井氏が古畑任三郎に出演してましたよね、ってそっちの「アリtoキリギリス」じゃねえよ!!(このブログはどこの年代層に向けて書いてるんだろうか)

ということで、今回も童話を現代風にアレンジしてみました!前に「赤ずきんちゃん」の話も書いたんで、合わせてお読みください!
www.hiropiroriro.com



ある日、キリギリスが野原でYouTube用の”歌ってみた”動画の撮影をしていると、自転車に乗ったアリたちがぞろぞろとやってきました。


やあ、社畜・・・いや、アリさんたち。そんなに一生懸命、何してるんだい?」

これは、殻潰し・・・いや、キリギリスさん。uvereatsの配達をしてるんだよ」

「へえ。それでそんなモ○モン教徒みたいな恰好をしてるのか。あれ?君たち、運送業者で働いてなかったっけ?」

「ああ、飼慣運送は業績悪化で、去年潰れたんですよ。」

「大変だね。毎日毎日、せっせと働いて。社会の使い捨ての歯車として、安い賃金で搾取される側の人生を、文句も言わずに生きてる君たちを尊敬するよ!」

「でもね、ちゃんと働いて貯金しないとあとで困りますよ?東京オリンピック後に雇用は一気に減るし、年金だって私たちの年代は貰えないわけですから」


キリギリスは、「ハハハ!」と笑って言いました。
いいですね!時代遅れなその感じ!人生一度きりだぜ?楽しまなきゃ損じゃん!好きなことで生きてこうぜ!」

「・・・そうですね。貴方みたいに将来、路頭に迷って死にたくないので、頑張ります。それでは」

アリは、わざと自転車をキリギリスに向かって走り出し、轢き殺そうとしました。
「おっと、失礼!今日は荷物が多くて、バランスが崩れました☆ハハハ」

「だいぶ荒んでんなぁ、アリ君たち・・・・」
都会の雑踏に消えていくアリたちを見て、キリギリスは呟きました。


その後も、アリたちは一生懸命働き、キリギリスは歌を歌い続けました。キリギリスの実力は徐々に認められて登録者が増えていくのと比例して、アリたちの生活はどんどん苦しくなっていきました。ある日、キリギリスは自宅である広尾のタワマンの最上階で、優雅にコーヒーを飲みながらプレジデントオンラインを読んでいました。


「・・・運送業界でAIによる自動配達が進み、その影響で従業員が大量解雇、か。アリさんたち大丈夫かな?」

キリギリスはバスローブ姿でコーヒー片手に、窓から都会の街並みを眺めました。地上では、いつものように人々がアリのようにせかせかと何処かに向かって歩いています。



ある日、キリギリスは代々木公園に行き、ホームレスの炊き出しの列に並んでいるアリたちの元へ向かいました。

「やあ、アリさんたち」

アリたちは、前と比べて幾分やつれた様子で、答えました。
「ああ、キリギリスさん。何の用だい?」

「これさ、少しだけど使ってくれよ」
キリギリスが渡した封筒には、諭吉が10人入ってました。

「何のつもりだい?」

「生活に困ってるみたいだから・・・・。ほら、俺働かなくてもYouTubeの不労所得で、毎月腐るほど金が入ってくるじゃん?困ったときはお互い様だから、受け取ってくれよ、な!?」

「馬鹿にしないでください!!」
アリは、持っていた炊き出しをキリギリスの顔面目掛けて投げつけました。

「人を見下すのがそんなに楽しいですか?どうせ、これだって『社会の底辺に金あげてみたw』とかネタにしてアップするんでしょ?アンタみたいな、性根腐りきった人から寄付される筋合いはありません!!」

「・・・な!そんなことするわけないだろ!」

「ツイッターとかでも、『社畜どもが炊き出しに並ぶ姿、マジワロスw』とか書いてるんでしょ?もう放っといてください!」
アリたちの切迫した表情に押されて、キリギリスは自宅に戻りました。


数日後、いつものようにキリギリスがニュース記事を読んでいると、こんな記事が目に飛び込んできた。

『アリたちが集団自殺。駆除剤を使用か!?』


「な・・・・・なんだって?」

キリギリスは窓から地上を眺めました。そこには、いつもと同じように、無数の人々がどこかに向かって歩いています。


「俺も、いつかあそこに落ちるかもしれないのか・・・・」

その後、格差はどんどん開いていき、キリギリスのような金持ちは稼ぐ側に回り巨万の富を築きあげ、大多数の人々は解雇されたり給料が下がったりして貧しい生活を強いられるようになりました。

                     Happy☆END!