「鬼滅の刃 無限列車編」が、10月16日の公開から52日間で興行収入288億4887万5300円。
2152万5216人の動員を記録したそうです。
2001年に公開された「千と千尋の神隠し」の興行収入が308億円なので、約20億円で追い抜く計算になります。
この勢いなら抜くのも時間の問題でしょう。
(2021年追記:もう抜きました)
で、タイトルを見ればわかる通り、私は鬼滅の映画を観て「おもしろ〜い!」だの「最高!感動をありがとう!」とかほざいてる方々を見下しております。
映画自体は観てないので面白いのかどうかもわかりませんが、こうも話題になると観る気にもなりません。
今回も鬼滅ファンの気分を大いに害する内容しか書かないので、ファンの方は読まないでくだパイ。
前に書いたマンガの感想記事。これを読んだら映画になんぞ1ミリも期待できません。
・安い感性の観客ばかり
とりま、映画のレビューサイトで感想を見てみると、「感動して大号泣でぴゅー!」だの「文句なしの傑作!最高!」てなのが大半を締めてました。
もう一度言いますが、この映画観てないんで、観たら同じ感想になる可能性もあります。
「煉獄さん、かっちょえぇ〜!涙がとまらねぇ〜!映画館のポップコーン高ぇ〜!」みたいな。
ただ、まあ、なんというか。
流行りの映画観に行って、みんなと同じ感想言うために行ってるだけじゃねえか?と私のような捻くれ者は思ってしまうのです。
何年か前に「あまちゃん」やら「半沢」が流行った時期がありました。
でも、今も観てて面白い!と言ってる人を見ないんです。
本当に名作だったら、今でも観てて面白いと言ってる人がいるはずじゃないですか。
結局、ただの消費物にすぎないんです。
鬼滅、半沢、ワンピース、ワールドカップ、オリンピック、ハロウィン、なんかのライブ、その辺のものは全部同じです。
みんなと同じになりたい。
騒いでる連中が求めてるのは、それだけじゃないでしょうか。
・1億総洗脳化
ビートたけしのなんかの本で読んだ言葉ですが、もうその通りですよ。
こんな中身薄っぺらい話を大人が感動したり、面白がってる姿を洗脳と言わずなんと言うんでしょう。
子どもが楽しんでるならいいですよ、子ども向けの話ですから。
メディアや他人の評価に、まんまと踊らされた操り人形であることに、気づかないほど滑稽なことはありません。
・ノンストップ地獄行きの観客たち
日本はこれから、高齢者がますます増え、少子化が進みます。
AI化が進んで今ある仕事も減っていきますし、不況が悪化して給料が下がったり、クビになるリスクが増えます。
要は、みんなと同じことしてたら一緒に地獄に落ちていくんですよ。
鬼滅の観客がそうだとは言いませんが、そうなる可能性は高いです。
だって、周りの評価に踊らされてるような人間が将来性あると思うでしょうか。
本気で感動してるなら、その程度の感性しかない人間がハードモードの社会を勝ち抜いていけると予想できるでしょうか。
観客なんて、興行収入の肥やしの一部にすぎない存在じゃないですか。
・常に搾取される弱者(バカ)たち
洗脳されてた方が楽でいいと思います。
みんなと同じことやってれば、何も考えなくても、まあ、間違い無いですから。
みんなと同じこと言ってれば、まあ、それで大丈夫ですから。
みんなが見てれば、じゃあ自分も。
多数派に回ってれば、最悪の自体は無いだろう。
そういう思考停止型の人間ほど、支配する側として嬉しいものはありません。
どうぞ企業の肥やしとして生きてください。